体内への吸収

コラーゲンペプチドの吸収は、摂取後、胃で消化され小腸で吸収されますが、今まではこの吸収過程で、全てがアミノ酸まで分解されて吸収されると考えられてきました。しかし、最近の研究で、アミノ酸が2個以上につながったペプチド体で吸収されることがわかってきました。

吸収1吸収2

コラーゲンペプチドは、ヒト臨床試験において高い体内への吸収性が証明されました。

下のグラフはコラーゲンペプチドを摂取後、コラーゲン由来ペプチド体の血中吸収挙動を示しています。コラーゲンペプチドを水に溶かして摂取した場合、1~2時間で血中で最高濃度を示し、その後5時間程度、血中に留まっていることがわかりました。
これは、比較的長い時間、ペプチド体のまま体内で存在している可能性を示しています。

コラーゲンペプチド摂取後のペプチド体の吸収動態  1)

bioavailabilitygraph

また、摂取による吸収性試験において、Wellnexコラーゲンペプチドに含まれるPro-HypとHyp-Glyの2つのジペプチドがヒト血中で多く吸収されることが示されました 2)。

ラットに投与後、有効成分と考えるPro-Hypが体内のどの部分に届いているかを調べました。その結果、Pro-Hypが速やかに皮膚や骨の主要な組織に到達していることが報告されています 3)。

(下図の紫点の部分がPro-Hypの位置を示しています)

PO_3

さらに言えば、Pro-Hypはコラーゲンペプチドを摂取した後の尿中で確認されています 4)。また、Pro-HypとHyp-Glyは血中でも分解されずに残っており、各組織を駆け巡ったあとは、速やかに排出されると考えられています 5)。

 


引用文献

1) Ohara H, Matsumoto H, Ito K, Iwai K, Sato K: Comparison of quantity and structures of hydroxyproline-containing peptides in human blood after oral ingestion of gelatin hydrolysates from different sources. J Agric Food Chem 2007;55:1532-1535.
2) Sugihara F, Inoue N, Kuwamori M, Taniguchi M: Quantification of hydroxyprolyl-glycine (Hyp-Gly) in human blood after ingestion of collagen hydrolysate. J Biosci Bioengi 2012;113:202-203.
3) Kawaguchi T, Nanbu NP, Kurokawa M: Distribution of prolylhydroxyproline and its metabolites after oral administration in rats. Biol Pharm Bull 2012;35:422-427.
4) Edward Meilman, Claire M. Rapoport: Urinary Hydroxyproline peptides. J Clinical Investigation 1963;42,:40-50.
5) Liu C, Sugita K, Nihei K, Yoneyama K, Tanaka H: Absorption of hydroxyproline-containing peptides in vascularly perfused rat small intestine in situ. Biosci Biotechnol Biochem 2009;73:1741-1747.